複生活(デュアルライフ)の問題点その2-ゴミ出し
前回もデュアルライフの問題点のひとつとして火災保険の話を書きましたが、もう一つ、ゴミ出しの問題もあります。定期的にごみを出せないため、もちろんきちんと分別したうえで地域のごみ焼却所に直接持ち込むのですが、そこに持ち込むには現住所がその焼却所の管轄地域である必要があります。免許証等での確認が必要になります。
つまり、住所を移してしまうともう、そこが使えなくなるということです。市町村税をそこに払っていないので、そこで提供している行政サービスを受けることができないというのは納得のいく理由ですが、いわゆるふるさと納税なども普及している今、このあたりの行政サービスももう少し柔軟にならないものでしょうか。「定住」を前提として考えていること、また「世帯」というものを構成していることが前提とされている社会は、もう変わってきています。個人番号カードの普及を狙っているのであれば、個人単位で複数の居住地を持ち、税金も分けて払うなどのことも可能ではと思うのですが、、、。