4DX初体験(と3D映画についての考察)

「GODZILLA キングオブモンスターズ」を4DX(吹き替え版)で見てきました。

車で1時間程度のところにある映画館に4DXがあるので、一度体験してみたかったのですが、体験するには怪獣映画であるゴジラがいい作品かな、と思い行ってみました。

結論から言うと、「なるほど、こういうことね」という体験でした。

映画を楽しむと言うよりもアトラクションとして楽しむ施設と行っていいでしょう。そしてアトラクションとして楽しめば面白いですし、これはこれでありです。

ただ、問題なのは作品との相性でしょうね。今回の「GODZILLA キングオブモンスターズ」は別に4DXでなくても、大画面大音量であれば十分楽しめる作品だったと思います。特に音ですね。いずれ爆音映画祭で怪獣映画を取り上げてもらいたいと思います。

結局、私たちは脳内で補完しながら映画を見ているわけで、子供の頃を思い出してもらうと分かるかと思いますが(私も残念ながらだんだん子供時代の記憶が遠くなっていますが)、着ぐるみとはある程度は分かっていながらも、私たちは怪獣の動きに熱くなっていたわけです。今回のゴジラについてはいずれ改めて映画評的なものを書きたいと思いますが、あの頃夢見た怪獣たちの対決が限りなくリアルに再現されていたという意味では熱くなりました。そしてそのための要素としては(熱くなるための要素としては)別に4DXではなくても、ゴジラやキングギドラやラドンやモスラがそこに(スクリーンに)いればいいのです。たとえ2Dであっても私たちの脳内ではそれは3D、リアルなものとして見えるのです。

あと、これは4DXの問題ではなく3Dの問題ですが、3D映画の場合、原理的にスクリーンを見ていると言うよりも、3Dメガネのレンズの上の映像を見ていると言うことになります。そのため立体的と言う意味で迫力はあるのですが、サイズ的にはむしろ迫力に欠けてしまいます。VRゴーグル的なものであれば迫力感というか没入感はあるのでしょうが(しかし、今の段階のVRゴーグルはまだ視野が狭いと言わざるを得ません)、今のところは映画館でゴジラのような怪獣映画を楽しむのであれば、3Dよりも2Dの大画面なのかな、と思います。

ただ、3Dの良さを最大限に活用しているというものももちろんあります。個人的に最近観た映画では「スパイダーマン:スパイダーバース」がそれです。

これはアメコミをアニメにするとこうなる、という素晴らしい作品で、3Dでみると3Dならではの新しい体験ができます。

ということでいまのところは3Dは新しい表現が期待できるアニメに適しているのかな、という気がします。以前このブログでも書いた「レディプレイヤー1」も実写ですが半分はCGアニメといってもいい作品です。そしてこの作品は作品自体がVR世界を描いたものという意味でもメガネをかける3D映画には合っています。