TBSラジオクラウド

      2016/08/18

TBSラジオクラウドについて色々と書いてきましたが、TBSラジオの看板番組の一つである「たまむすび」の月曜コーナー「竹山、ガム買ってきて!」で7月4日と11日の2回に渡りTBSクラウドについての色々な意見が取り上げられていました。

番組に届けられる意見は応援の意見が多いそうですが、実際にツイッターなどの声では否定的な意見が多いとのことです。それをちゃんとレポートするTBSラジオはさすがだと思います。ラジオ局としての事情を正直に話し、理解を求める、そして努力できるところは努力します、と宣言するというその姿勢には非常に好感が持てます。ファンとしては好きなところ(人、もの、組織)が叩かれることも覚悟して新しいことを始めようとする際は応援するのがファンとしての正しい姿勢でしょう。ただしTBSラジオ自体がそうであるように、不満の声、批判の声ももちろんちゃんと伝える必要があります。そういう意味でわたしもこの新しい試みを応援するとともに、1ユーザー、1ファンとしての声も同時に発信していければと思います。

今回のケースは「ラジオ」というメディアの今現在、そして今後のあり方について改めて考えるいい機会になったと思います。①地元に密着した情報を伝えるメディアとしてのラジオ、②物事に対してクリティカルな視点を提示するメディアとしてのラジオ、③単純にエンターテイメントとしてのラジオ、とラジオに求められている役割は色々ありますが(当然この3つ以外にもあるでしょう)、①についてがいわゆる今までの「ラジオ」で、②③はネット放送に移行しているのでは、そしていい番組であればそれが有料放送、課金放送でもいいのでは、という気も個人的にはします。ただ、②③への入り口として無料でその一部が聞けるようなシステムというのもまた必要でしょう。TBSラジオ始め、今後のラジオ各局の新しい取り組みに、ラジオファンとしては見守るとともに、応援(厳しいことを言うことも含めての応援)をしていきたいと思います。

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