5.手術からの3日間

   

手術当日は手術室に行き、点滴で麻酔が入るとあとは記憶がありません。声をかけられて目を覚ますとすでに手術は終わっています。その日は一晩集中治療室で過ごします。

翌朝(2日目)、一般病棟に戻ります。しかし点滴と排尿用のカテーテルに繋がれており絶対安静の状態です。手術後の傷口の痛みは多少ありますが、気になるほどではありません。ただ、首が張っている状態で首を動かすことができません。首が動かないとベットから起き上がることも困難です。

2日目にはもういちどMRIと頭部と胸部のレントゲンを撮りました。ベットのまま移動です。後で聞いた話によるとこの段階ではまだ頭に空気が溜まっているそうです。そのせいか、1日ぼんやりして過ごします。昼食からは普通に食事も再開します。しかし気分が良くなく夕食も少し残しました。痛みは酷くはないのですが、熱もちょっとあったので夜は痛み止めの座薬をもらいました。

3日目になると首に手を添えた状態で体を起こすことができるようになります。まだ点滴やカテーテルはつながっていますが、立って動けるようになります。ただ、まだ首は動きません。術後は顔の痙攣は全くと言っていいほどなくなりました。ただ後遺症と言っていいのか、内耳に水がたまり耳鳴りもします。違和感はかなりあります。

この日も基本的には室内での移動だけです。でもだんだん具合は良くなって、身の回りのこともできるようになってきます。昼食後の段階で排尿用のカテーテルがはずれ、夕食後には点滴も終了しました。午後にはリハビリ担当の人が来て、手足の動きのチェックをしました。明日から軽いウォーキングでもしましょうという話でした。首も昨日よりは動くようになり頭を動かすと内耳に溜まっていた水がぜんぶではないですが、鼻から出てきました。まだ耳鳴りはあります。夜は2日目同様痛み止めの座薬をもらいました。

 - 5. 片側顔面神経痙攣/髄液鼻漏手術、顔面神経麻痺リハビリ、再発の記録