10. 再手術後の不自由な日々

   

再手術後から固定された日々が始まります。再手術前もベッド上で絶対安静でしたが、それより動ける範囲は狭いです。手足を動かしたり(しかし、片手は点滴と常につながっています)体を左右に傾けることができるだけです。背中からは髄液を流す管が、尿道からは尿を流す管がつながっています。熱があったり元気のない状態であれば、それはそれで我慢できるというか楽なのでしょうが、再手術翌日からは熱も下がり、頭もはっきりしてくるので、さらに苦痛です。起きあがれるのは(と言っても、電動ベッドのリクライニング機能で)1日3回の食事のときだけ、各30分だけです。CTやレントゲンを撮りに行く時もベッドに寝たまま行きます。正直かなりのストレスで精神に異常をきたしそうです。実際、高齢の方の中にはこのような状態を機に認知症になってしまう方もいるそうです。私の場合、医師と直接交渉し、手術の翌々日からipadなどの電気製品を使う許可をもらいました(初めに看護師に相談したら集中治療室なのでそれは難しいとの返事でした)それがなかったら本当にぼーっとしているしかなく頭がおかしくなっていたと思います。この辺りのケアも、病院には考えてもらいたものです。

 - 5. 片側顔面神経痙攣/髄液鼻漏手術、顔面神経麻痺リハビリ、再発の記録